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デトロイトは、米ビッグスリーが本社を構える自動車産業の“聖地”。1、2位のゼネラル・モーターズ（GM）とフォード・モーターの経営危機は深刻なだけに、どのような事業戦略を打ち出すのかに注目が集まる。
2005年の米国での新車販売台数は、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの日系大手三社がいずれも過去最高を記録。日本車合計のシェアは32.2%に達し、初めて3割に乗せた2004年に比べて1.8ポイント上昇した。理由は原油価格の高騰によって、燃費のよい車や小型車といった日本メーカーが得意とする分野の車種に人気が集まったためだ。
これに対してGMとフォードの主力は、大型のSUV（スポーツ多目的車）など燃費が決してよくない車。各車種別でもとくに落ち込みの大きい分野のウエートが高く、原油高の影響をもろに受けた。このため、商品戦略の見直しを迫られており、ハイブリッド車など、今回のモーターショーでもその方向に沿った商品が出展される見通しだ。
日本メーカーもトヨタ自動車が人気セダン「カムリ」の新型車を発表するなど、戦略車が続々と登場する。

» FujiSankei Business i.

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