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日本興亜損害保険は昨年12月、傷害保険の新商品「安心BOX」に「オーダーメイド約款」を採用した。契約者ごとの契約内容に応じて、必要条項だけを大きめの文字で記載している。
日本興亜損保は、約款自体を個別契約者専用に見直したほか、保険用語と数字ばかりだった保険証券にも、保険金が支払われるケースを文章で裏面に記載した。「契約のしおり」など、別の書類を見なくても、契約内容がわかる。
日新火災海上保険は、自動車保険の契約更新時に、現在加入している保険の内容を一覧できるA3判の「確認マップ」を、昨年10月から提供している。
マップは、イラストを多用し、「すごろくのような感覚で補償内容確認ができる」のがうたい文句だ。各項目には信号機が描かれ、信号の色に応じて、より手厚い補償内容や追加保険料などを紹介する。
日新火災は今後、保険商品の仕組みを説明したアニメDVDと合わせ、火災保険や傷害保険にもマップを活用する考えだ。
一方、三井住友海上火災保険では、視覚障害者や高齢者向けに、専用の読み取り装置を使って、一部の火災保険の内容を音声で説明するパンフレットを昨年11月に導入した。パンフレットの端に印刷された記号を、読み取り装置に差し込んで再生ボタンを押すと、説明の音声が流れる仕組みだ。

» 読売新聞

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